2021.10.6

3年に一度行われる国際グラフィックトリエンナーレ
「ラハティ国際ポスタートリエンナーレ2022/フィンランド」に入選しました。

昨年、3年に一度フィンランドのラハティで行われる国際ポスターデザインコンペに久しぶりにエントリーしました。(第15回/2005年・第16回/2007年・第17回/2009 年に続き、)今回で4回目、12年ぶりの入選となり、来年(2022年)オープンする新美術館(New Lahti Museum of Visual Art Malvasia)で展示していただけるという通知が届きました。僕も以前から、ラハティ国際ポスタートリエンナーレ/フィンランドのコンセプトや環境などの考え方には、大いに共感するものがあったので、このコンペで選出されることは、デザイナーとして名誉に感じています。
特にこの何年間はコロナ禍などもあって、僕を取り巻く環境・社会構造・スピードなどが大きく変わり過ぎた。そうゆう中での入選ということで、素直に仲間達と喜びを分かち合いたいと思います。今回もまた、「写真の力」で入選することができました。フォトグラファーの奥脇孝一さんありがとございました。僕も今後、今まで以上に、よりストイックにグラフィックデザインと向き合いたいと思います。また、このシリーズには多くの方に参加・協力して頂いています。その結果として、数多くのコンペで受賞することができました。コロナが明け、落ち着いた頃には、これまで参加して頂いたフォトグラファーの方や関係者の皆様一人ひとりにお礼のご報告をしたいと思います。

リトウリンダ

2021.7.24

デビュー記念日・なんばハッチ開業/2002年7月16日 

なんばハッチ(港町リバープレイス)/施設デビュー&プロモーション
メディアート(アド近鉄)+リビドゥ&リンダグラフィカ

この日突如、旧湊町駅跡の「地下鉄なんば駅(現大阪メトロなんば駅)」前に、まるで巨大な宇宙船のような8角形の超未来的建築物「なんばハッチ」が出現した。この施設ができるまでは、寂れた大阪南の一角でしかなかった。このエリアを「湊町リバープレイス」と呼び、大阪ミナミエリアを覚醒さすことを目的に作られた。偶然ではあるが、オープニングイベントは「大阪〜シカゴブルースフェス」が開催され、私の兄と友人たちが関わっていた。その後、国内外の数々のコンサートやイベントに利用され、今では大阪を代表する多目的ホールとなった。

リビドゥデザインチームは施設のオープニング&プロモーション用に関わらせていただいた。残念ながら、得意ジャンルであるロゴデザインとブランディングなどには、設計上の都合で関われなかった。今思えば、ブランディングデザインの一貫性を図るために、積極的にロゴを提案すべきだったと悔やまれる。私も若かったが、ビジュアルデザインも若くて元気がある。これも今では懐かしく思う。

[制作・撮影秘話]
この施設のオープニング&プロモーション用の写真撮影のことは今も印象に残っている。ビルの屋上からなんばハッチを望む撮影となり、屋上で待機することになった。いつも細かな撮影ディレクションをする私だが、この日はベテランの写真家だったので、アングルとフレーミング以外は全てをカメラチームに委ねることにした。
朝から絶好の天気に恵まれ、日暮れ時のシャッターチャンスが来るのを待った。やがて、美しい薄暮の時間が訪れ、それまでリラックスしていたカメラチームが、急に緊張感に包まれた。僕はその時カメラマンから、「刻一刻と変わる微妙な光の美しさを逃すまい、絶対に切り撮るのだ」という強い意志みたいなものを感じていた。風景カメラマンとして名高い樋口さんの愛機は、4×5タイプとペンタ6×7型のズッシリと重いフィルムカメラで、シャッターを切る度に“ガシャ”と大きな音がした。ストップウォッチを見ながら、息をころし、露出とタイマーに没頭していた老カメラマンがあまりに格好よかったので、僕はその後、直ぐにペンタ6×7を買いに走った。
この重く、シャッター音も特別大きなフィルムカメラは、つい最近まで僕の愛機となって頑張ってくれた。チャンスを与えてくれたクライアント、仕事仲間、ペンタ6×7に感謝。

なんばハッチ(港町リバープレイス)/施設デビュー&プロモーション

Creative Directer / Akio Zenitani
銭谷明夫

Art Director / Linda Ritoh
リトウリンダ

Desiginer / Linda Ritoh, Chika Yosizawa
リトウリンダ 吉澤智華

Copywriter / Hiroyo Iwatsuk
岩槻浩世

Photographer / Higuchi, Kameoka, Ueda
スタジオウィズ / 樋口・亀岡 上田写真事務所

2021.7.1

リビドゥチームはこのプロジェクトに参加しました。

餃子の王将・テイクアウト&デリバリー専門店「ジョイ・ナーホ」のVI(ロゴ・サイン・アプリケーション展開)
岡本組+リビドゥデザインチーム(リトウリンダ・妹尾譲・吉澤智華)によるプロジェクト

2021年6月25日、新業態となるテイクアウト&デリバリー専門店
「餃子の王将 ジョイ・ナーホ 池尻大橋店」をオープン!

何年か後には、2021年という年が、いろいろな業態が大きく変わる事となったエポックメイキングな年であったという事になるのでしょうね。この新業態のロゴのコンペの祝勝会は、王将で餃子の食べ放題となりそうです。近々、カキーンと冷えたビールと餃子でガンガンいきましょう。皆さま、お疲れ様でした。

[ネーミングの由来とコンセプト]
ジョイ・ナーホ(Joy Naho)のネーミングは、楽しむという英単語のEn「joy」に、厨房にオーダーを通す際に使う王将用語「ナーホ(持ち帰り)」を組み合わせたもの。ロゴデザインでは、「y」を足のモチーフとし、軽快さや、「持ち帰る」「届ける」という躍動的なアクションを表現し、ロゴを囲む吹き出しは、店内で飛び交うオーダーをイメージ。

[関連動画/餃子の王将プロモーションビデオ]
CMプランナーでもある岡本さんのユーモア満載の面白映像です。抱腹絶倒間違いなしで、笑えます。ぜひこれも楽しんでください。
餃子の王将 – 「二人の餃子(カラオケ編)」
https://www.youtube.com/watch?v=2M-AXafx8r4

餃子の王将 ジョイ・ナーホ / 王将フードサービス
Joy Naho / OHSHO FOOD SERVICE Corporation

Creative Directer / Hidehito Okamoto (Okamotogumi)
岡本秀仁(岡本組)

Art Director / Linda Ritoh
リトウリンダ
Designer / Yuzuru Seno
妹尾 譲
Desiginer / Chika Yosizawa
吉澤 智華

2021.5.9

Hair Care Brand/EARL PREMIER Debut !

今現在も、全ての業界がコロナ禍で振り回され、混沌としています。そんな嵐の中の、この4月、私(リトウリンダ)と右腕の吉澤智華のLibido.incチームがブランディング&アートディレクションを担当させて頂いた、Hair Care Brand [EraL PREMIER] がデビューしました。構想から約1年半の時を経て、ようやくお披露目ができる日が来ました。とても複雑な気持ちですが、同時に、少しホッとしています。

コロナ禍にもめげず、全員が根気よく、それぞれの担当分野で、協力をし合った結果、ようやく実現しました。出来上がった作品は、一見、華やかさは抑えていますが、余計なモノを纏わないシンプルなデザインに仕上がったと思います。

チャンスを与えて頂いたクライアント・代理店の方は勿論、江戸切子のデザインを提供・監修をして頂いた堀口徹さん、パッケージをストイックに追及したデザイナーの香川和美さん、見事に美しい写真空間を表現して頂いた写真家の奥脇孝一さん、そして、このプロジェクトに参加して頂いた関係者の皆様、本当にありがとうございました。

詳しくは、
https://eral.co.jp/premier/index.html

Client / EraL.co.,Ltd.
Creative director / Tsutomu Osada (YOMIKO)
Branding Design & Logo Type / Linda Ritoh (Libido inc.)
Art director / Linda Ritoh (Libido inc.)
Package designer / Kazumi Kagawa
Inspire creator / Shūseki (III), Toru Horiguchi
Graphic designer / Chika Yoshizawa (Libido inc.)
Copywriter / Akemi Terada
Photographer / Koichi Okuwaki
Retouch / TONE UP CORP.
Molding / Yoshino Kogyosho Co.,Ltd
Printing / Ueroku Printing Co.,Ltd
Advertising agency / YOMIKO AD. INC.